便秘

少食は便秘の原因?

便秘と言うと食べたものが上手く便として排出されない症状のことだとイメージされますから、便秘解消のために数日間の断食に取り組むという人も中にはいます。
実際のところ消化不良を起こしやすい食べ物を多く食べると便秘になる可能性が高くなるため、消化と便秘の関係性はかなり深いと言って良いでしょう。
ただだからと言って食べないようにすれば解決するのかと言われるとそうではなく、むしろ少食であるがために便秘になる可能性もあるのです。
ではどうして少食であることが便秘につながるのかというと、まず大きいのは腸の運動が鈍くなることです。
人の大腸は消化された後の食べ物から水分を抜いて便として固めたあと、蠕動運動という動きで体外に排出します。
この結果お通じが起きるわけですが、この蠕動運動は必要がない時はなるべく行わないようにする仕組みが備わっています。
これは「排出するべき便が無いのだからエネルギーを消費して動く必要は無い」という当然のことなのですが、これが長く続いてしまうと便を排出する動きが弱まってしまうわけです。
加えて少食であるということは、そもそもの便の量が少ないということにもつながります。
便の量が少ないことは良いことのようにも見えますが実際にはそうでは無く、便の量が少ないと腸への刺激が非常に弱いものになります。
腸に与える刺激が弱いということは腸が排便の必要性を感じづらくなることにつながりますから、やはりこれによって腸の動きは弱まり、便秘が起きやすい状態が作られてしまうのです。
ではどのようにすれば改善できるのかという問題についてですが、これは水溶性食物繊維を摂取することが解決策になるでしょう。
例えばところてんや寒天、その他には納豆やこんにゃくといった食品は水溶性食物繊維を含む代表的な食材で、こういった食材は食べた量が少なくとも胃腸の中で膨らんでまとまった量の便を作ってくれます。
野菜にも食物繊維は多く含まれていますが、こういった食材はローカロリーであるためにダイエット中でも無理無く食べられるでしょう。
少食で便秘になる場合にはこう言った食材を活用して解決していくようにしてください。

ラブレ菌が便秘に効く理由

運動を欠かさなかったり植物繊維をたっぷり取っているつもりでも、便秘がなかなか改善されないのなら、ラブレ菌の力に頼ってみましょう。
ラブレ菌が便秘に効くのは、腸内環境を整えるのに必要な善玉菌であるからです。善玉菌とは乳酸菌やビフィズス菌などのことです。乳酸菌に該当するラブレ菌は腸内の善玉菌を増やし、便秘を誘発する悪玉菌の量を減らす効果が期待できます。
植物性乳酸菌であるのもポイントです。生きたまま腸に届くのが、植物性乳酸菌の特徴です。他に、動物性乳酸菌が存在しますが、植物性に比べると胃液や腸液に対する抵抗力がなく、生き残る確率が極端に低くなりやすいのが欠点です。
動物性乳酸菌は牛のお乳などから作られる、チーズやヨーグルトに含まれています。腸に良いとされるヨーグルトをたくさん食べても効き目が感じられなければ、生きたまま腸に届く確率が低いことを疑いたいところです。
一方の植物性乳酸菌の場合、漬物や味噌、野沢菜などの発酵食品に多く見受けられます。ラブレ菌は京都のすぐきといわれる漬物に含まれており、日本人が発見した植物性乳酸菌として知られています。
ラブレ菌の働きによって腸内の善玉菌が増えると、酢酸や乳酸といった物質も同時に増えてきます。酢酸や乳酸には腸を刺激する作用があり、蠕動運動を促して、便の流れをスムーズにしてくれます。
便秘薬の中には腸を薬剤の働きで刺激することで、強制的に便を排出させるものが存在します。この薬と同じような作用があるといえますが、副作用のリスクがある薬剤を使うことなく、緩やかに腸を刺激することができるのが、乳酸菌の優れた部分です。
刺激性の便秘薬は常用すると癖になり、効き目が次第になくなってしまいますが、ラブレ菌であれば自然の植物性乳酸菌ですので、毎日のように摂取しても危険はありません。排便回数が増えたという臨床実験の結果が出ていますので、ラブレ菌は便秘に対する効果が信頼できる存在だといえます。

直腸性便秘の予防法と解消方法

直腸性便秘は、大腸から直腸へ便が送られても、直腸がうまく機能せず、便意を催さない疾患です。
原因は、次のようなものです。
まず、便意を催しても、我慢してしまうことです。これを繰り返していると、脳から便意を伝える信号がうまくキャッチできなくなり、便秘になってしまいます。
次に、浣腸をよくやる人も、直腸性便秘になりやすいです。浣腸は少ない回数なら、問題がありませんが、繰り返すことによって、脳からの便意と関係なく排便することになり、生体リズムが狂ってしまいます。
それから、直腸瘤やアニスムスなどがある場合もあります。直腸瘤とは、直腸にできるふくらみです。アニスムスとは、骨盤底筋の緊張です。
そのほかでは、水分不足や腸内環境の悪化も原因となります。
いずれにせよ、直腸性便秘になると、便意をも催さなかったり、便が硬くなったり、いくらいきんでも排便できなかったり、おなかが張ったりと不快な症状が続きます。
このような症状を予防・解消する方法はないものでしょうか。
第一は、水分摂取です。直腸は水分を吸収してしまい、便を硬くします。水分を積極的に摂ることによって、少しでも便を柔らかくし、便通を良くします。
第二は、食事です。特に、水溶性食物繊維を多く含んだ食品を食べましょう。水溶性食物繊維は、便に水分を維持し、柔らかくする効果があります。また、腸内の善玉菌を増やす働きもあり、腸内環境を整えます。
第三は、運動です。激しい筋力トレーニングは必要ありませんが、足腰をよく使い、腸の蠕動運動を活性化させましょう。
第四は、腸内環境の整備です。それには、善玉菌の代表である乳酸菌を摂ることです。中でも、ラブレ菌は、塩分や酸に強く、胃で死滅することなく、腸まで達します。腸での生存力も強く、悪玉菌を抑え、善玉菌を増やし、腸内環境を整えます。ラブレ菌は、もともとは、人間の腸内に存在しない菌でしたが、健康に大きな威力を発揮してくれることがわかっています。ラブレ菌を摂って、おなかの調子がよくなれば、直腸性便秘も解消します。

子供にやさしい便秘解消法

便秘に悩む方は、成人した大人だけが悩むわけではありません。子供でも便秘に悩むことがあります。子供の場合には、成長過程であり、体が未成熟なため、スムーズな排便ができずに便が腸内に残ることがあります。原因としては、腹筋が弱いという可能性があり、ある程度筋力をつけることで改善されるケースもあります。近年、あまり外で遊ぶことが少なくなった子供達も多く、運動不足などの問題があります。スポーツなどをしている場合には、ある程度適度に体力や筋力が鍛えられますが、普段運動を苦手として、スポーツなどをしない子供の場合には、お腹にあまり力を入れることもなく、そのため腹筋の力が低下しがちです。
そのため、休日などは少し外で遊ばせたり、室内では、軽く腹筋を鍛えるため筋力トレーニングを無理のない程度にやらせることも大切です。スムーズな排便をすることは、便秘の解消につながるため、適度に運動をする習慣を身に着けさせることも重要なことです。
また、子供の時期では、好き嫌いが激しい場合もあります。そのため、食物繊維などを含む食べ物、野菜のたぐいをあまり食べず、自分の好きな食べ物だけを積極的に食べていると栄養の偏りや便秘の原因につながることもあります。子供は嫌がるかもしれませんが、好き嫌いをなくすためにも、きらいな食べ物も食べられるように、料理で工夫して、きちんと栄養バランスのとれた食事をさせることが大切です。
また、ヨーグルトなどの乳製品などを食べさせることで、腸内環境を整えることも大切です。ラブレ菌などを含む食品や、その他にも、乳酸菌のたぐいが摂取できる食品などを食べさせることも、対策の1つになるでしょう。さまざまな食材、食品をうまく取り入れて食事させることで、子供の栄養不足を防ぎ、健康的な生活が送れるよう、また便秘解消につながるように生活や、食事などを改善していき、子供が元気で活発に行動できるように生活環境を改善していきましょう。